ヴァンパイアヒューマン−桜−
『クロード、ストップ!!ミーナ様が…』
ジャックは前を歩くクロードを呼び止めた。
ミーナはフラフラしており、足がおぼつかずにその場に倒れそうになった。
『ミーナ様!!』
ジャックは倒れそうになったミーナを両手で支えた。
『ミーナ様、しっかりしてください!!』
ジャックをミーナに呼びかけた。
『はぁ、はぁ…』
ミーナはただしんどそうに息を切らした。
ジャックは汗を流すミーナの額にそっと手をやった。
『あつい…すごい熱だ…』
ジャックはあまりのミーナの額の熱さに驚いた。
『もうすぐハクじぃの隠れ家だ。とりあえずそこまで運ぼう!!』
クロードがそう言うと、ジャックはミーナを背負い、クロードはハクじぃの隠れ家まで誘導した。