ヴァンパイアヒューマン−桜−
ミーナは、ジャックたちの手によって何とかハクじぃの隠れ家へと運び込まれた。
『うーむ…』
ハクじぃはベッドに寝かせたミーナを診察した。
『ハクじぃ、ミーナ様は?』
ジャックは心配そうに尋ねた。
『私も医師ではないから、何とも言えないのだが…普通の病気とかではないような感じじゃな…』
ハクじぃは考えこみながら告げた。
『ハクじぃ、ミーナ様は…ミーナ様は…』
ジャックは心配しながらミーナの手をぎゅっと握りしめた。
『とりあえず私もいろいろと調べてはみる…何の病気なのか分かれば良いのだが…』
ハクじぃは書庫に向かった。