ヴァンパイアヒューマン−桜−
『ガルディニア王のもとに…わかりました。案内します。ついて来て下さい!!』
ナズナは3人をガルディニア城の最上階にある、ガルディニア王の寝室へと案内した。
『ここにガルディニア王がおられます』
ナズナは寝室のドアの前で告げた。
『ありがとう、ナズナさん』
ミーナは笑顔でお礼を言って、静かに寝室のドアを開けた。
すると寝室のベッドで眠るガルディニア王の姿があった。
『ガルディニア王は病におかされ、弱り切っています…』
そう言って、ナズナは3人をガルディニア王の近くへと誘導した。
『だ、誰だ…』
ベッドに横たわるガルディニア王は目を閉じながら、弱々しい声を発した。