ヴァンパイアヒューマン−桜−


そのリュートの剣先から真空刃が飛び出し、ジャック目掛けて向かって行った。


『何っ!!』


ジャックは紙一重でその真空刃をかわした。


ジャックがかわした真空刃は頑丈に作られた城の壁にぶつかり、壁に大きな傷がついた。


『真空刃まで…』


ジャックは驚き、傷ついた壁を見つめた。


『油断しないほうが良いぜ』


そのリュートの声に、ジャックは反応して上を見上げた。


するとリュートが上から剣を振り下ろしていた。


『ちっ!!』


ジャックは後ろにジャンプして避けた。


リュートが振り下ろした剣は、ジャックに避けられ床にたたき付けられた。


< 491 / 574 >

この作品をシェア

pagetop