ヴァンパイアヒューマン−桜−
そのリュートの剣先から真空刃が飛び出し、ジャック目掛けて向かって行った。
『何っ!!』
ジャックは紙一重でその真空刃をかわした。
ジャックがかわした真空刃は頑丈に作られた城の壁にぶつかり、壁に大きな傷がついた。
『真空刃まで…』
ジャックは驚き、傷ついた壁を見つめた。
『油断しないほうが良いぜ』
そのリュートの声に、ジャックは反応して上を見上げた。
するとリュートが上から剣を振り下ろしていた。
『ちっ!!』
ジャックは後ろにジャンプして避けた。
リュートが振り下ろした剣は、ジャックに避けられ床にたたき付けられた。