ヴァンパイアヒューマン−桜−
衝撃波たちは瓦礫に埋もれるジャックにぶつかった。
『ハッハハハハ!!さすがにもうくたばっただろ!!』
リュートは高笑いをした。
『さてと…ミーナを追いかけるとするかな…』
リュートは白銀の長剣を鞘にしまい、その場を立ち去ろうとした。
するとジャックの埋もれている瓦礫が崩れ落ちた。
リュートは瓦礫が崩れ落ちる音を耳にし、背後を振り返った。
『なっ!!』
背後を振り返り驚くリュートの目の先には、血を流しボロボロになったジャックが立ち上がっていた。
『約束…』
ジャックは顔をうつむけながらボソッとつぶやいた。