ヴァンパイアヒューマン−桜−


『約束したんだ…ミーナ様と。約束したんだ…必ず後を追いかけると…』


ジャックは呟きながら、フラフラと一歩ずつリュートに歩み寄った。


『しぶといやつだなぁ…』


リュートはもう一度白銀の長剣を鞘から引き抜き、ジャックに向かってかざした。


すると衝撃波が起こり、その衝撃波がジャックにぶつかった。


ジャックは吹っ飛ばされ、ダメージを受けて床に倒れた。


『約…束…したんだ…』


ジャックはよろめきながらまた立ち上がった。


『何っ!?』


リュートは目を丸くして驚いた。


『必ず後を追いかけると…約束したんダァーッ!!』


ジャックは大声で叫んだ。




< 497 / 574 >

この作品をシェア

pagetop