ヴァンパイアヒューマン−桜−
ミーナは首を勢いよく横に振った。
『フフフ』
それを見たリュートは笑った。
『ミーナ様…』
そんなミーナを見て、ジャックは呟いた。
『身分違いな恋を選ぶという事か…それはこの現実では叶わない事なのに、悲しいなぁ…』
リュートはそう言って、ジャックを蹴り飛ばした。
『ぐっ!!』
ジャックは床に倒れた。
『俺よりもこんなクズみたいなのを選ぶというのか!!』
リュートは床に倒れたジャックの右手を、重いっきり何度も踏み付けた。
『がぁっ!!!』
ジャックは顔をしかめた。