ヴァンパイアヒューマン−桜−


『グラバが殺されたのか…くそっ!!』


エリック王は拳を握りしめて悔やんだ。


『エリック王!!我々はヴァンパイアを許せません。我々はヴァンパイアを倒すために、旅をしています。是非、エリック王の力をお貸し下さい』


ラッセルは片膝を地面につき、エリック王に敬礼して頼み込んだ。


『親友のグラバを殺した奴らを、ワシもほって置く事はできん。このエリックが…いや、ハイランドールの全員で必ずヴァンパイアを倒して見せる…グラバのためにも…世界のためにも…必ず…』


エリック王は歯を食いしばって力強く告げた。


『エリック王…協力ありがとうございます』


ミーナは感謝の気持ちで一杯だった。




< 71 / 574 >

この作品をシェア

pagetop