ヴァンパイアヒューマン−桜−
『グラバが殺されたのか…くそっ!!』
エリック王は拳を握りしめて悔やんだ。
『エリック王!!我々はヴァンパイアを許せません。我々はヴァンパイアを倒すために、旅をしています。是非、エリック王の力をお貸し下さい』
ラッセルは片膝を地面につき、エリック王に敬礼して頼み込んだ。
『親友のグラバを殺した奴らを、ワシもほって置く事はできん。このエリックが…いや、ハイランドールの全員で必ずヴァンパイアを倒して見せる…グラバのためにも…世界のためにも…必ず…』
エリック王は歯を食いしばって力強く告げた。
『エリック王…協力ありがとうございます』
ミーナは感謝の気持ちで一杯だった。