ヴァンパイアヒューマン−桜−
『おい!!』
エリック王は話を聞いていた、周りにいる兵士を呼んだ。
『ハッ!!』
エリック王の側近の兵士の一人が敬礼をした。
『今すぐヴァンパイアの情報を集めよ。奴の居場所を今すぐに突き止めるんだ!!』
エリック王は兵士に命令をした。
『了解です!!』
一人の兵士の返事とともに、周りにいた兵士たちもそれぞれ駆け足で、情報を集めるために去って行った。
『本当に協力していただき、ありがとうございますエリック王』
ハートはエリック王に深々と頭を下げた。
『いや、良いんだ。それよりミーナ、君だけでも無事で本当に良かった。情報が集まるまで、このハイランドール城を自分の家だと思って使ってくれて構わないからな』
エリック王は笑顔で告げた。