終わりの始まり
その女の子達に私は
「大丈夫。あなた達のせいじゃないから。」
と向こうが待ち望んでいる言葉を打った。




学校を休んで一月がたった。

一月間毎日部活へ行き、一月間毎日クラスへは行かなかった。


親には迷惑をかけた。
担任にも呼び出された。

けれど私は部活以外に行く気にはならなかった。


朝、制服をきて7時30分から8時15分まで部活へ行き、家へ戻る。

また3時15分から6時30分までの部活へ行った。

そんな生活をしていたせいか、「高坂は学校には来ているが別の部屋にいる」

と、噂が流れた。

それを聞いた田中達は
「クラス来いよ!」
とメールを送り続けた。

また一月経った。
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