永遠の想い ~イジワルな君と弱虫な俺~【短編】
きっと俺は待ってる
だからこんなふうに言う
「早く来ねえと、待っててやらないからな」
俺の精一杯の強がりだ
「わかった。はやめに来るよ。だからさ」
苦笑しながらの返事
何を思いながら答えたんだろう
うそつき
待ってる癖にって?
「したかねぇ、待っててやるよ。」
確かに当たってるかもな。
いつまでだって…。
きっといつまでも待ってるんだ
何となくそれをあいつも望んでいる気がした
(俺も結構報われない恋してるかも…)
そんなのもありかもな
そんな事思いながら、俺は自称天使の女の子の後ろ姿を見つめながら、しばらくそこに佇んでいた。
END☆