永遠の想い ~イジワルな君と弱虫な俺~【短編】
「う゛ーん…」
言えないかもしれないけどさ、女じゃん、お前は。
「お前のようにゴツゴツしてしょっぱそうじゃなくて、ふわっとしてて、甘い感じだよ!そんな断るなんて、言語道断!私にはできないよ!」
「断言するなよ。威張れないから!」
お前はNOといえない日本人ですか?
確かにやりかねないが…。
友達に相談できない理由はこれか。
「ってか、お前しょっぱいとか失礼じゃね?」
「初めは知らない子だったし、友達の延長ってかんじだったんだけどね」
あ、スルーされた
「どんどんハマって、がんじがらめってか?」
「よく知ってるね。」
「伊達に17年も幼なじみやってないよ」
あと恋愛相談室も。
パターンはいい加減読める。
「でも不正解」
「へぇ」
珍しい
「何度もそれで失敗したからさ、いい加減学んだわけよ。
だから、みんなと同じように、友達みたいにさ、やってたわけですよ。
そしたら
『誰にでも優しいんですね。そんな優しさいらない。好きじゃないなら、思わせぶりなことしないでください!』
だって」