傷付いた青春は誰のモノ。~サヨナラバイバイまた五年後~
やっと何とか泣き止んで、私達は学校へと向かった。


「もうー朝から目赤いよ二人とも(笑)」


麻美は笑いながらそう言った。


「二人も色々あったろ。」


和也は私達を庇うように言った。


「あ、そうだ!今日終業式だけだし、皆でどっかいかない?」


どっかか…本当の5年前はお買い物に行ってたような気がする…


「じゃあさ、ハンバーガー買って基地行かない?」


そう切り出したのは風人だった。
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