魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
コハクとラスの部屋に着くと、何故か3人はソファにぎゅうぎゅう詰めにになって座っていて、ラスが窮屈そうにしていた。
もちろんラスは真ん中で、その両隣に座っているのはコハクとデスだ。
恐らくラスの取り合いが水面下で行われていたのだろうが、突っ込みを入れると長くなりそうなので、リロイもティアラも敢えてその状況に茶々を入れずに入り口から声をかけた。
「今大丈夫?」
「大丈夫。もおっ、コー、デス、これじゃ動けないよ」
「動かなくっていいじゃん、お前らがこっち来いよな。ちなみに俺とデスもアレ選ばせてもらったから」
「…え!?ど、どうして…」
「あのね、お揃いを買ったの。見て見てっ」
結局ラスはコハクの膝を踏んづけて無理矢理ソファーから降りると、ずっと腕に抱きしめていた袋をティアラに見せて部屋の隅に2人で座り込んだ。
「ら、ラス…魔王と死神も…その…私の下着を?」
「うん、そう。色はちょっと派手だけど、こういうの“勝負下着”って言うんだって。ティアラは誰と勝負をするの?」
さっきコハクから“勝負下着喜んでもらえるといいな”と言われてそのまま引用してみたラスの言葉に顔が真っ赤になったティアラは慌ててラスの口を両手で塞いでリロイを盗み見た。
その時リロイはバルコニーに出て外を眺めていて、コハクがじわりと腰を上げてリロイをからかうためにバルコニーに向かっているのが見えて、若干の不安。
「しょ、勝負なんて誰ともしないわ。ありがとうラス、見てもいい?」
「うんっ。どう?可愛いでしょ?」
袋を開ける前から聴かれても答えようがなく、2人で袋の中に顔を突っ込んで中を見てみたティアラは赤やピンク、白や黒などの下着を見て瞳を輝かせた。
「可愛い!私のサイズってあんまり可愛いのないから…」
「でしょ?頭に被れるほどおっきいもんね、ティアラのおっぱ…」
「ら、ラス!」
また手で口を塞がれたラスはティアラの腰をくすぐって笑い声を上げさせると、ぎゅっと抱き着いた。
「ティアラ…あんまり我慢しないでね。私…ティアラに沢山助けてもらったし、今度は私がティアラを助けてあげたい」
「…ありがとう。私がピンチになったら助けてね」
「うん、わかった」
その時ラスの手が胸をもみもみしてきて、2人は明るい笑い声を上げてじゃれ合った。
もちろんラスは真ん中で、その両隣に座っているのはコハクとデスだ。
恐らくラスの取り合いが水面下で行われていたのだろうが、突っ込みを入れると長くなりそうなので、リロイもティアラも敢えてその状況に茶々を入れずに入り口から声をかけた。
「今大丈夫?」
「大丈夫。もおっ、コー、デス、これじゃ動けないよ」
「動かなくっていいじゃん、お前らがこっち来いよな。ちなみに俺とデスもアレ選ばせてもらったから」
「…え!?ど、どうして…」
「あのね、お揃いを買ったの。見て見てっ」
結局ラスはコハクの膝を踏んづけて無理矢理ソファーから降りると、ずっと腕に抱きしめていた袋をティアラに見せて部屋の隅に2人で座り込んだ。
「ら、ラス…魔王と死神も…その…私の下着を?」
「うん、そう。色はちょっと派手だけど、こういうの“勝負下着”って言うんだって。ティアラは誰と勝負をするの?」
さっきコハクから“勝負下着喜んでもらえるといいな”と言われてそのまま引用してみたラスの言葉に顔が真っ赤になったティアラは慌ててラスの口を両手で塞いでリロイを盗み見た。
その時リロイはバルコニーに出て外を眺めていて、コハクがじわりと腰を上げてリロイをからかうためにバルコニーに向かっているのが見えて、若干の不安。
「しょ、勝負なんて誰ともしないわ。ありがとうラス、見てもいい?」
「うんっ。どう?可愛いでしょ?」
袋を開ける前から聴かれても答えようがなく、2人で袋の中に顔を突っ込んで中を見てみたティアラは赤やピンク、白や黒などの下着を見て瞳を輝かせた。
「可愛い!私のサイズってあんまり可愛いのないから…」
「でしょ?頭に被れるほどおっきいもんね、ティアラのおっぱ…」
「ら、ラス!」
また手で口を塞がれたラスはティアラの腰をくすぐって笑い声を上げさせると、ぎゅっと抱き着いた。
「ティアラ…あんまり我慢しないでね。私…ティアラに沢山助けてもらったし、今度は私がティアラを助けてあげたい」
「…ありがとう。私がピンチになったら助けてね」
「うん、わかった」
その時ラスの手が胸をもみもみしてきて、2人は明るい笑い声を上げてじゃれ合った。