迷いの神社

「あ!?」

血まみれでよく見えないけど、女の人のような生首があった。
俺が声を出すと、生首はにやっと笑って
「開けろ」とだけ言った。

恐る恐る窓を開けると血の臭いが、鼻をつき、思わず咽せてしまった。

「ケホケホッ」

咳が止まってから、目を擦ってもう一度生首に目をやると、隣にメモが置いてあった。
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