終わらない歌

「…ずな、絆!!」


「……。え?何?…。」

「何?じゃないわよ!こんな時間に寝てたら、夜眠れなくなるわよ!」

と、言って姉ちゃんは部屋をバタバタと出て行った。


どうやら いつの間にか眠っていたらしい。

僕は少しボーっとしていたが、だんだん状況が 分かってきた。

時計を見て見ると、午後6時過ぎ。 僕が帰ってきたのは、4時過ぎ頃。約2時間も寝てたらしい。小説はまだ最初のページだし、開いた途端に眠っちゃったのかなぁ。まぁ、いいや。お腹も減ってきたし、下に降りよう。


それにしても、今日はいやに眠たいなぁ…。いつもはこんな事ないのに。






その時、僕の知らない所で話がすすんでるなんて、僕は知るよしもなかった…。
< 13 / 35 >

この作品をシェア

pagetop