終わらない歌
「でも、行くってどうやって…?」


僕は不思議そうな顔をしておじいさんを見た。


「行き方は簡単じゃ。ある所からワープするのじゃよ。」


「ワープ!?本当にあったんだ。ところで、ある所って?」


「わしの部屋じゃよ。ここは、ミュージッカーワールド郊外にある、わしの家での。」


おじいさんがニカッと笑いながら答える。

そうだったのか。てっきり僕の部屋だと思ってた。

…じゃ、なんで僕の机とイスが?

そんな密かな疑問を考えていたら、おじいさんが歩き出した。
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