ハニー×ビター
矢田先輩は何かを企んでいるように笑って

「白石ー?あそこで里奈達がお前の事探してたぞ」

り……な?いやな予感が
めっちゃする

「里奈?」
白石先輩は誰かわからない様子だった

「お前、里奈忘れたの?
お前にベタボレだったやつじゃねぇか」

ベタボレ……
付き合ってたんかな?
もしかして会うん?
嫌や…いやや………
会いたくないよ……

「あー……覚えてるけど…」
「准ー?」

かん高い声が響いた

…もしかして……

「おー里奈。お前わざわざ来たのかよ」

矢田先輩が言った
「だって、准に会いたかったんだもん♪」
やっぱり“里奈”って人
なんや……

その“里奈”っていう人は、背が高くて細くて髪の色が金に近くて……
とりあえず、私とは正反対に近い……

「会いたかったて……「あれ?つか、その女誰?」

私……?




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