ハニー×ビター
†准希side†

「もう、『テニス教えてもらってるだけです』

美春が泣きそうな顔して
言って走っていった

さっきから様子おかしい
思っとったのに……
とりあえず、追いかけな

「何?あれぇ、感じ悪くないー?どっか行っちゃったしぃ?准が彼女じゃないって言うからじゃないのー?」

は?こいつは何言うとんねん

「それにぃ、あんなコ准に似合わないし!!」

無理、我慢できん

俺は里奈を思い切り睨んだ
『里奈……お前さ、次美春の事今みたいな言い方したら、俺女とか容赦ないから』
それだけ言って
俺は走った

美春をあんな言い方されんのは嫌や…

つーか、美春にもう話さなな……昔の事……
さっきの里奈ので気づいたかも知らん。
でも、話して幻滅されたら嫌われたら、
……嫌やけど、しゃーない…よな……




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