ハニー×ビター
他のみんなは、元々私が好きな人おるなんて言った事なかったからさっきので
信じてくれたらしく、他の人の恋バナになっていた

でも、真柚は一人で黙って歩いていて、私もそれから一言も話さず
全員別れた


────……
『ただいまぁ』
私はそれだけ言って階段を登った

ドアを開けて自分の部屋に入った

頭に浮かぶのは白石先輩と真柚の事だった

白石先輩の事は会いたいって思う事
真柚の事はあんなに心配かけてゴメンって思う事

気づけば、また涙が流れていた
『っ……どうしたら、良いん?』

自分から会わないって言ったのに、私の様子がおかしいからあんなに心配してくれてるのに

全部、私が悪いのに

もう、嫌や……
自分で自分に腹が立つ

でも、こんな毎日うじうじしてんのもっと嫌になってきた!!

最後に覚悟を決めよう





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