ハニー×ビター

優しく優しく言う真柚は
私の不安と緊張を溶かしてくれた


『うん。ありがとう…』


─────……

「大会まで後もう少しです。それまで精一杯力をたくわえて下さい!」

『「「はい!」」』

やばい!3時過ぎてるよ!
「では、解散!」

『「「「「さよーなら!!」」」」』


もう試合始まってるよな
急がなきゃ!

先輩や真柚達にあいさつをして、急いで学校を出た


どうしよう……どうしようとりあえず走った
ただ先輩に会いたくて会いたくて、がむしゃらに、走った


でも、一つ忘れてた

鈴城学園までの道がわからない

あ!ケータイ!
私はケータイを鞄から出した


画面を開くと……







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