ハニー×ビター



「えらいちっちゃいなぁ。まぁ、ちっちゃい方が可愛いけどなっ!」




……!!

“可愛い”って言葉だけが私の脳に残り、鼓動が一気に加速しはじめた



落ち着け私の心臓!!

今のは私に言ったんじゃなく、身長が低い方が可愛いって意味!!


何度自分に言い聞かせても、鼓動はやまなかった



私はきっと今赤くなっている顔を隠すため、下を向いて黙っていると



「マジでいける?何か顔赤いで?」



ぎゃーーー!!バレた



『全然いけるます!!』


やっちゃった……
もう、恥ずかしすぎる…



「ははっ無理すんなよ!」



人なつっこい笑顔を見せながら私の頭をわしゃわしゃ撫でた




あ、今また何かドキドキした


もうー!何なん!?



「あ、そろそろ練習しよか」

『は、はい!!』










< 25 / 195 >

この作品をシェア

pagetop