My Love―お兄ちゃんとどこまでも―
「沙亜矢も。自分たちの関係、一から見直しなさい」
「私たちの、“関係”?」
ハテナでいっぱいになる私を前に、光希ちゃんはコーヒーを運んで行く。
オーナーに「どういう事かわかります?」と訊ねても、首を傾げられた。
「BLTサンド一つお願い」
「了解」
…私とお兄ちゃん。
サンドイッチを作りながら考えるも、全く答えが出ない私。
「ヒントは、藤森家はステップファミリー」
…子持ち同士の再婚て事でしょ?
「あ……他人だ」
「後どうするかは、沙亜矢次第だけどね」
そう言われると、どう行動すれば良いのかわからない。
あれこれ考えても、“ダメだ”と諦めてる。
数学より、難しい問題。
体より頭が疲れ、13時からの昼休みになるとすぐに控え室に入った。
賄いは、このお店でオーナーしか作れないハヤシライス。
これは、ママさんも作り方を知らなくて。
作るのに3日を要する為に、月に一回出るかもわからない。
「希、大人しくしてるかなー」
「曾祖母ちゃん、わざわざ来てくれて優しいね」
「母親の方は若いからね」
2人でハヤシライスを食べながら、希ちゃんの話をした。
光希ちゃんの携帯の待ち受けには、笑顔の希ちゃん。
希ちゃんの笑顔とハヤシライスのお陰で、午後も頑張れそう。
「私たちの、“関係”?」
ハテナでいっぱいになる私を前に、光希ちゃんはコーヒーを運んで行く。
オーナーに「どういう事かわかります?」と訊ねても、首を傾げられた。
「BLTサンド一つお願い」
「了解」
…私とお兄ちゃん。
サンドイッチを作りながら考えるも、全く答えが出ない私。
「ヒントは、藤森家はステップファミリー」
…子持ち同士の再婚て事でしょ?
「あ……他人だ」
「後どうするかは、沙亜矢次第だけどね」
そう言われると、どう行動すれば良いのかわからない。
あれこれ考えても、“ダメだ”と諦めてる。
数学より、難しい問題。
体より頭が疲れ、13時からの昼休みになるとすぐに控え室に入った。
賄いは、このお店でオーナーしか作れないハヤシライス。
これは、ママさんも作り方を知らなくて。
作るのに3日を要する為に、月に一回出るかもわからない。
「希、大人しくしてるかなー」
「曾祖母ちゃん、わざわざ来てくれて優しいね」
「母親の方は若いからね」
2人でハヤシライスを食べながら、希ちゃんの話をした。
光希ちゃんの携帯の待ち受けには、笑顔の希ちゃん。
希ちゃんの笑顔とハヤシライスのお陰で、午後も頑張れそう。