My Love―お兄ちゃんとどこまでも―
今晩は和食にした。
お味噌汁に鰺の開き。
モヤシを胡麻和えに、胡瓜とタコの酢の物。
シンプルだけど、ストックといい洋食が目立つ為、これで良い。
それに土日の夜も一緒に食べるんだから、今日が和食でも、未だに食べ盛りであろう龍児も文句は言わない。
「ただいま」
「おかえり」
特に飛び跳ねるような出迎えもせず、ご飯を運びながら出迎える。
車のキーをチェストに投げた龍児から、ジャケットとネクタイを受け取り、ハンガーへと掛ける。
「ビール?お茶?」
「ビール」
5分位前に冷凍庫に入れておいたビールを渡すと、半分程を一気に呑む。
「疲れた?」
「……疲れてない」
「もう何も言わないから、素直に言って良いんだけど;;」
いつだったか、かなり疲れた様子で帰って来た龍児。
疲れたという為、その夜は何事もなく寝るだろうと私は思ってた。
なのに龍児は、布団に寝るなり私に跨がって来た。
そんな彼に「疲れたんじゃないの?寝なよ」と言ってしまってから、龍児は“疲れた”と言わなくなってしまった。
どうやら男というものは、夜と仕事の体力は違うところから出てるらしい。
藤原の父親の事があったのにと、思われてしまうだろうけど。
お味噌汁に鰺の開き。
モヤシを胡麻和えに、胡瓜とタコの酢の物。
シンプルだけど、ストックといい洋食が目立つ為、これで良い。
それに土日の夜も一緒に食べるんだから、今日が和食でも、未だに食べ盛りであろう龍児も文句は言わない。
「ただいま」
「おかえり」
特に飛び跳ねるような出迎えもせず、ご飯を運びながら出迎える。
車のキーをチェストに投げた龍児から、ジャケットとネクタイを受け取り、ハンガーへと掛ける。
「ビール?お茶?」
「ビール」
5分位前に冷凍庫に入れておいたビールを渡すと、半分程を一気に呑む。
「疲れた?」
「……疲れてない」
「もう何も言わないから、素直に言って良いんだけど;;」
いつだったか、かなり疲れた様子で帰って来た龍児。
疲れたという為、その夜は何事もなく寝るだろうと私は思ってた。
なのに龍児は、布団に寝るなり私に跨がって来た。
そんな彼に「疲れたんじゃないの?寝なよ」と言ってしまってから、龍児は“疲れた”と言わなくなってしまった。
どうやら男というものは、夜と仕事の体力は違うところから出てるらしい。
藤原の父親の事があったのにと、思われてしまうだろうけど。