ボクは桜、キミは唄う
「メール?」
柚木君が聞くけど、私は昨夜ずっと続いたメールを思い出し、答えられない。
「楓花?」
携帯を見ると、やっぱり差出人不明の受信メール。
「昨日から……」
「ん?何?昨日?」
「昨日からずっと嫌がらせのメールが」
「来てるの?」
「……うん」
話してる間にも何度も何度もメールが届く。
「誰から?」
「わかんない。けど」
「けど?」
「昨日の、私が襲われてる写真が」
ピピッピピッピピッ
メールの受信音と私の泣き声が重なる。
「写真?撮られたの?」
「マネージャーが撮って……脩君が削除してくれたんだけど、もしかしたら高田先輩の携帯にも残ってたのかも」
柚木君が聞くけど、私は昨夜ずっと続いたメールを思い出し、答えられない。
「楓花?」
携帯を見ると、やっぱり差出人不明の受信メール。
「昨日から……」
「ん?何?昨日?」
「昨日からずっと嫌がらせのメールが」
「来てるの?」
「……うん」
話してる間にも何度も何度もメールが届く。
「誰から?」
「わかんない。けど」
「けど?」
「昨日の、私が襲われてる写真が」
ピピッピピッピピッ
メールの受信音と私の泣き声が重なる。
「写真?撮られたの?」
「マネージャーが撮って……脩君が削除してくれたんだけど、もしかしたら高田先輩の携帯にも残ってたのかも」