ボクは桜、キミは唄う
「うん。あ、でも正確に言うと山崎?かな?」
山崎?先生?
「どういう事?」
事情が飲み込めず聞き返すと、ナカちゃんは私が休んでいる間にあった出来事を話してくれた。
「停学になった初日にさ、柚木学校来てマネージャーのとこ怒鳴り込みに行ったんだよね」
停学初日って、柚木君が私に電話くれた日だ。
柚木君、電話を切った後学校に?
「騒がしかったから気になって私も3年の教室に覗きに行ったんだけど。そしたら山崎も騒ぎを聞きつけて来たみたいで、柚木を捕まえて事情聞いてるとこだったの」
「柚木君、停学中に学校行ったら、処分が重くなったりしたんじゃ……」
「あ、それは大丈夫。山崎がうまくやってくれたみたいだから。でさ、柚木は何回も、『あいつらの写真削除させろ』って、騒いでて」
柚木君、私の為に……。
「普通さ、先生なら怒るじゃん?停学中に学校来ちゃってるわけだし。けどさ、山崎、あっさりマネージャーと高田先輩の携帯奪ってファイル丸ごと削除しちゃったの」
山崎?先生?
「どういう事?」
事情が飲み込めず聞き返すと、ナカちゃんは私が休んでいる間にあった出来事を話してくれた。
「停学になった初日にさ、柚木学校来てマネージャーのとこ怒鳴り込みに行ったんだよね」
停学初日って、柚木君が私に電話くれた日だ。
柚木君、電話を切った後学校に?
「騒がしかったから気になって私も3年の教室に覗きに行ったんだけど。そしたら山崎も騒ぎを聞きつけて来たみたいで、柚木を捕まえて事情聞いてるとこだったの」
「柚木君、停学中に学校行ったら、処分が重くなったりしたんじゃ……」
「あ、それは大丈夫。山崎がうまくやってくれたみたいだから。でさ、柚木は何回も、『あいつらの写真削除させろ』って、騒いでて」
柚木君、私の為に……。
「普通さ、先生なら怒るじゃん?停学中に学校来ちゃってるわけだし。けどさ、山崎、あっさりマネージャーと高田先輩の携帯奪ってファイル丸ごと削除しちゃったの」