ボクは桜、キミは唄う
「あいつらバカだね〜」
グラウンドでサッカーしている北川君と柚木君を、窓から見ていたナカちゃんが笑う。
本気でボールの取り合いしてる2人は、全身どろまみれだ。
中学3年、6月。
外は小雨。
こんな天気の下、サッカーする2人は、どうやら昨夜放送されたサッカーの試合に感化されたらしい。
今朝廊下で「サッカーしてー」と騒いでいるのが聞こえていた。
「本当、単純って言うか、影響されやすいよね」
そう言うナカちゃんも、私と同じで、朝から2人の会話に聞き耳立ててたみたい。
「ふふっ」
意地っ張りだけど、乙女なナカちゃんは可愛い。
グラウンドでサッカーしている北川君と柚木君を、窓から見ていたナカちゃんが笑う。
本気でボールの取り合いしてる2人は、全身どろまみれだ。
中学3年、6月。
外は小雨。
こんな天気の下、サッカーする2人は、どうやら昨夜放送されたサッカーの試合に感化されたらしい。
今朝廊下で「サッカーしてー」と騒いでいるのが聞こえていた。
「本当、単純って言うか、影響されやすいよね」
そう言うナカちゃんも、私と同じで、朝から2人の会話に聞き耳立ててたみたい。
「ふふっ」
意地っ張りだけど、乙女なナカちゃんは可愛い。