ボクは桜、キミは唄う
修学旅行当日。
JRで2時間ほど揺られ、着いた場所は、昔家族旅行で来た事のある温泉地だった。
でも、修学旅行としてみんなで来るのとはやっぱりひと味もふた味も違う。
「ね、夕食の後、花火大会まで自由行動でしょ?私、彼氏の部屋に呼ばれてるんだ。一緒に行かない?」
同じ部屋になったアキちゃんが、仲良しのナオちゃんに話してるのが聞こえた。
アキちゃんは、2年の時の北川君の彼女だ。
結局、数ヶ月で自然消滅したらしいけど。
また新しい彼氏ができたらしい。
彼氏彼女と過ごす旅行は、テンション上がるんだろうな。
「みんなでおいでって言われてるんだ。楓花ちゃん達も行かない?」
アキちゃんは、私とナカちゃんにも話を持ちかけてきた。
「うちらはいいよ。ね、楓花?」
「ん?あ、うん。私、男子と話すのとか苦手だし」
「あ、でも北川君も一緒の部屋だよ?仲良くなかったっけ?」
私は驚いてナカちゃんに視線を移した。
やっぱり。あきらかに不機嫌な顔になったナカちゃんは
「は?元カレがいる部屋に、今カレとイチャイチャしにいくわけ?」
アキちゃんに思い切りつっかかる。
JRで2時間ほど揺られ、着いた場所は、昔家族旅行で来た事のある温泉地だった。
でも、修学旅行としてみんなで来るのとはやっぱりひと味もふた味も違う。
「ね、夕食の後、花火大会まで自由行動でしょ?私、彼氏の部屋に呼ばれてるんだ。一緒に行かない?」
同じ部屋になったアキちゃんが、仲良しのナオちゃんに話してるのが聞こえた。
アキちゃんは、2年の時の北川君の彼女だ。
結局、数ヶ月で自然消滅したらしいけど。
また新しい彼氏ができたらしい。
彼氏彼女と過ごす旅行は、テンション上がるんだろうな。
「みんなでおいでって言われてるんだ。楓花ちゃん達も行かない?」
アキちゃんは、私とナカちゃんにも話を持ちかけてきた。
「うちらはいいよ。ね、楓花?」
「ん?あ、うん。私、男子と話すのとか苦手だし」
「あ、でも北川君も一緒の部屋だよ?仲良くなかったっけ?」
私は驚いてナカちゃんに視線を移した。
やっぱり。あきらかに不機嫌な顔になったナカちゃんは
「は?元カレがいる部屋に、今カレとイチャイチャしにいくわけ?」
アキちゃんに思い切りつっかかる。