ボクは桜、キミは唄う
──
────………
そのまま、4時間が経過した。
日も沈み辺りは真っ暗になったけれど、部屋はいつまで経っても明かりがつかない。
ナオちゃんと、どこかに行っちゃったんだろうか。
ナオちゃんと付き合ったり、しちゃったんじゃないだろうか。
実は家にいて、私を見つけて困っているんじゃないだろうか。
どんどん後ろ向きな考えばかりが込み上げてくる。
「どうしよう」
そろそろ帰らないと、さすがにお母さんも帰ってきて心配してるかも。
見飽きるほど見た時計をもう一度見る。
8時を回ってる。
私は柚木君の部屋を見上げて。
そして、来た道をゆっくりと戻り始めた。
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そのまま、4時間が経過した。
日も沈み辺りは真っ暗になったけれど、部屋はいつまで経っても明かりがつかない。
ナオちゃんと、どこかに行っちゃったんだろうか。
ナオちゃんと付き合ったり、しちゃったんじゃないだろうか。
実は家にいて、私を見つけて困っているんじゃないだろうか。
どんどん後ろ向きな考えばかりが込み上げてくる。
「どうしよう」
そろそろ帰らないと、さすがにお母さんも帰ってきて心配してるかも。
見飽きるほど見た時計をもう一度見る。
8時を回ってる。
私は柚木君の部屋を見上げて。
そして、来た道をゆっくりと戻り始めた。