わがままな君が好き
未雨は15歳の中学3年生。
中学1年生、13歳のとき、母親と原宿を歩いていて今の事務所のマネージャーにスカウトされたのだった。
最初は、相手にするつもりもなかった。
聞いたことのない小さな芸能事務所で、知っているタレントもいない。
怪しいところなんじゃないかと母親も警戒していたのだが、そのマネージャーに説得され2人で事務所に行き、直接そこの社長だという人に会い、話を聞いた結果、そこに入ることを決めたのだった。
社長の相模はまだ30代の若い男で、音楽制作会社として今の事務所を立ち上げたのだという。
さまざまな芸能プロダクションなどと提携し、タレントのマネジメントを始めたのは3年前から。
タレントとして所属した後は週に1回の歌のレッスンがあり、同時にプロモーション活動もしていくという話で、大手のプロダクションのように費用も高くない。
社長もまじめそうで、活動内容もきちんとしているものだったので、母親も安心したようだった。
何より、社長の相模は30代前半とまだ若く、そして目鼻立ちの整ったイケメンだったのがポイントが高かったかもしれない。
それは、未雨ではなく母親にとってだけれど。
中学1年生、13歳のとき、母親と原宿を歩いていて今の事務所のマネージャーにスカウトされたのだった。
最初は、相手にするつもりもなかった。
聞いたことのない小さな芸能事務所で、知っているタレントもいない。
怪しいところなんじゃないかと母親も警戒していたのだが、そのマネージャーに説得され2人で事務所に行き、直接そこの社長だという人に会い、話を聞いた結果、そこに入ることを決めたのだった。
社長の相模はまだ30代の若い男で、音楽制作会社として今の事務所を立ち上げたのだという。
さまざまな芸能プロダクションなどと提携し、タレントのマネジメントを始めたのは3年前から。
タレントとして所属した後は週に1回の歌のレッスンがあり、同時にプロモーション活動もしていくという話で、大手のプロダクションのように費用も高くない。
社長もまじめそうで、活動内容もきちんとしているものだったので、母親も安心したようだった。
何より、社長の相模は30代前半とまだ若く、そして目鼻立ちの整ったイケメンだったのがポイントが高かったかもしれない。
それは、未雨ではなく母親にとってだけれど。