海上船内物語
「あ、ちょ、・・・・・・やめ、」
そのままシーザはカイルの体を抱き上げ、膝に乗せると、服の背中を開ける。
月に照らされて、青白く映し出される背中が、生々しく見えた。
「・・・・・・シーザ・・・・・?」
視線を合わせながら、カイルの薄い服を床に落とした。
「・・・・いいのか?嫌がらなくても」
「嫌がったって、どうせ抱くんでしょ」
「まぁ、そうだけど」
シーザが笑う。
不気味に照らされた首筋を、指でなぞった。
「・・・・・・・・・・・・、」
感触に顔を歪め、カイルはシーザの体を少し押す。
「・・・・綺麗になったもんだぜ」
「・・・・・っ、!う、・・・・あ、・・・・・・・」
カイルの背中がベッドに付く。
金髪が、揺れた。