~ The last kiss ~
――――――
『どこまで行くのよッ!』
届くことのない文句を前を行く人物にぶつける
追いかけたはいいが黒マントは街から大分離れ
森の中をどんどん進んでいて
1秒でも余所見したら見失ってしまいそうだから
そりゃもう必死……
唯一助かったのはどんなに走っても疲れない…
…良いようにできてる夢なのね
『…あ!』
黒マントは丁度木がたってなく日の光を浴びている、ある建物の中に入っていった
…ヘンテコ(奇抜)な家だ
家の壁は太陽のような絵が描かれていて子供が
落書き… は言い過ぎだが
私だったら恥ずかしくて住めない家だった
『…もしかして黒マントの人が住んでるの?』
物好きな人なのね…