~ The last kiss ~


「冷たい…」


アスランの温度がとても心地よく心が休まるようだった。



「そうか」


相変わらず無機質で感情のない彼だが傍にいるだけで安心して私は目を閉じていた




ベッドがキシリと音をたてアスランが隣に座ったのがわかった


そして…



「―…えっ…?」





アスランの手が離れ彼の顔が近付いて来ているように感じ目を開けると


予想通り綺麗な顔が目の前にあり私はキスをされていた






「…ッ!!!」



触れるだけのキスで直ぐにアスランは私から離れる…



「お前は俺を愛してくれないのか…」


「………。」



問いかけとも独り言ともとれる呟きに私は何も言えないでいた




…ううん、多分アスランは私に言ってるんじゃない。私にキスしているんじゃない。


“ミシェル"にしてるんだ




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