~ The last kiss ~
#06~jealousy
――――――…
あれから何度か寝て起きてを繰り返し元の部屋に戻る事ができて朝が来ないのも慣れ始めていた
「―…んー!」
眠りから覚めベッドから体を起こす
「…………。」
だが、やる事のない私にはぼーっとするしかない
アスランがこの部屋に来ることもなかった
私はベッドから立ち上がり近くの椅子に座り
日課になりつつある、溜め息をしたのと同時に…―
―コンコン…
少々控えめなノックが聞こえてきた
「?誰だろ…はーい!」
いつもアイビー君が食事を持ってきてくれるがノックなんてされた覚えがない
不思議に思っていたら…
「失礼致します。」
部屋に現れたのはまだ幼児と言うのがふさわしい 小さな女のコだった