~ The last kiss ~
「………………。」
「お食事を御持ちしました」
女のコは見た目によらず 手際よく料理を並べていて…
「―…それでは。」
並び終えたのかそう言い 部屋から出て行こうとしていた
「待って!!」
呼び止めようと女のコの腕を掴むと
「…!?」
余程ビックリしたようで 振り返った女のコの目は大きく見開かれている
「……えっ…」
だけどそれ以上に私は驚いた
彼女の腕は茶髪の長い髪と服に隠れていたがあり得ない程細くなっていてスカートから出ている足もよく見れば細かった
「………あの?」
暫く言葉を失い彼女を見ていたが困ったような声が聞こえはっと我にかえった
「…ねえ、名前教えて? 私は美香」
「―……クレア。」
彼女…―クレアは不安そうに瞳を揺らしながら呟いた