～ The last kiss ～

―――――――…


…………ここは…


暗闇だった視界が開け私が見た景色は予想だがお城の中…

私がいたお城だろう。



けれど城の中は太陽の光に包まれ、沢山の騎士や 使用人達らしい者が慌ただしく行き交っている


戸惑うしかない私は暫くその様子を見ていたのだが自分の目を疑うような光景を見つけてしまった



―…アスラン。


光に輝く金髪の髪…陶器のような白い肌に芸術品みたいに美しい顔立ち。

でも私の知らない…見たことがない、生気に溢れ キラキラとしたアスランの藍色の瞳。



その瞳で見つめるのは私に背を向け、顔を見られはしないが美しいブロンドの髪をもちきらびやかなドレスをまとう女性…

おそらく、ミシェルだ。



ああ。彼はミシェルを愛しているんだ…


その事を認めざるおえない程、アスランは綺麗な口元を上げて傍にいる女性に話しかけていた。