~ The last kiss ~
「…ッ!!!?」
真っ直ぐ黒川さんの瞳をみると
経験した事のない恐怖が 私の体に伝わり
自分の気持ちを抑え込められる感覚に陥り
中々言葉が出てこない
このまま黒川さんの闇を含む瞳に吸い込まれそうになっていた…
「…会おう」
黒川さんの言葉が催眠術のように聞こえ
「………………はい。」
気づけば私はそう答えていてその瞬間体が自由になる…
そんな状態になっていた
「ありがとう
…明日、学校が終わったら来てね… 待ってるから」
黒川さんは顔を近づけ
色っぽくそうつぶやいていたが私は何の反応も出来なかった…