~ The last kiss ~








「…ッ!!!?」




真っ直ぐ黒川さんの瞳をみると





経験した事のない恐怖が 私の体に伝わり




自分の気持ちを抑え込められる感覚に陥り
中々言葉が出てこない










このまま黒川さんの闇を含む瞳に吸い込まれそうになっていた…











「…会おう」





黒川さんの言葉が催眠術のように聞こえ







「………………はい。」









気づけば私はそう答えていてその瞬間体が自由になる…

そんな状態になっていた





「ありがとう

…明日、学校が終わったら来てね… 待ってるから」





黒川さんは顔を近づけ
色っぽくそうつぶやいていたが私は何の反応も出来なかった…











< 77 / 204 >

この作品をシェア

pagetop