~ The last kiss ~
しかし何故私をミシェルとよんだの…?
不安と恐怖は募る一方だ……
「…………」
「アスラン… 貴方はアスランなのね?」
ともあれ彼がアスランであると思った方がよさそうだと私はなるべく冷静に考えた
「…あぁ」
アスランはもう何も映していない様な瞳を私に向けながら質問に肯定する
「…貴方はどうして私をここに呼んだの」
私は震える声で質問を続けた
だってアスランが求めているのはミシェルなのにどうして私なのか話の筋が分からない
「言っただろう?
俺はたった今お前を手に入れる事ができると」
「…私を?」
「そう…ミシェルの身代わりのお前をだ」