~ The last kiss ~
恥ずかしさのあまり汗をダラダラ… そんな私に
「気にしないで?いつもの事だから」
楽しそうに微笑む早紀ちゃん……
いつも…ですか……?
なら、初めに言って頂きたいです…
「あら美香ちゃんケーキ持ってきたの?
じゃぁお茶をいれるわね」
早紀ちゃんのお母さんは スリッパをペタペタさせながらお茶をいれに行った
「わーッ!なんか恥ずかしいな… 私、変な子とか思われちゃったかな?」
「美香ちゃん、お母さんに気に入られたかもね!
これからわが家の話題は 美香ちゃんで持ちきりになりそうだわ」
「えーーーッ!?」
「ウフフっ」
妖しい笑みを浮かべてリビングに向かう早紀ちゃんの後ろを焦りながら追いかけた