春恋~恋する季節~
(どうしたんだろ?)

と思っていたら、哀川くんが私から視線をそらす。

「…哀川くん?」

動いたと思った次の瞬間…胸が激しく高鳴った。

(え?)

な、何が起こっているの?

胸はさらに激しく高鳴って、だんだん加速していく。

それと同時に温かいぬくもり。

信じられない事に、私は哀川くんに抱きしめられていた。
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