王様ゲーム~短編集~
3,仮の恋人の王様ゲーム
「疲れた…。」
私、夏樹花音。只今購買戦争に出陣してきたことです。
毎日あの人の為にパシリにされ購買に向かう。
「っと急がないとあの人に怒られる!!」
パタパタと慌てて屋上までの階段をかけ上がる。
ガチャッ
屋上のドアを開けるとー
「ったくいつまで待たせる気?もう昼休み始まってから10分もたってるんだけど?」
呆れたようにため息をつく私の彼氏の時藤司くん。いや、彼氏なのかな…