悪魔と恋した3ヶ月



「そう。牙ないだろ?」

「えっ?どういう事??」



すると憐は少し真剣な顔になった。



「俺は、悪魔だった。血も必要で、太陽も苦手で、もちろん人間界にも長く居られなくて、歳をとるのが遅い悪魔だった。」



そっとあたしの手を握り、また言った。



「でも今は平気なんだ。血も必要じゃない、太陽の光も大丈夫だし、この世界にずっと居られる、何よりも由里と一緒に歳とっていく。」



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