〜ｋａｋｏｂａｎａ〜

『みんな〜こっちを向いて座れ〜』そう、告げるとさっきまでうるさいぐらいざわついてた部屋は、一瞬にして静まりかえり、みんなが担任の先生の方を向いて座り視線が先生に集中する。

すると、担任の先生は…

『みんなも知ってるとおり、今日で日野は、隣街の学校に転校します…』
『それで、日野。クラスのみんなから、日野にプレゼントがあるから、よかったら受け取ってくれなぃか？』といいながら担任は、アタシに手招きをしてきたので、アタシは前にでてみんなで書いてくれた寄せ書きと花束をもらい、チヨッピリまたまた感動。

感動に浸っているのもつかの間…
『日野。クラスのみんなになんかメッセージは、ないか？』と突然言われ…

アタシは、しどろもどろになりながらも『みんな、短い間だったけど、お世話になりました…あと…寄せ書きありがとう…大事にするね…』と簡単に挨拶をし、もとのいちにもどり、まさかのサプライずに心臓がバクバクと波打つのが自分でもよくわかった。