我が異常な闘争 または私は如何にして心配するのを止めて闘いに巻き込まれていったのか

終末まで

 そして気付けば私の後ろにはさらにもう一人の警察官が立っているではないか。
 
 二人の警察官は私の前に立つと、声を揃えてこう言った。

 「ちょっと職務質問をします」

 警察官と言えば、我々の平和と法の秩序を護る市民正義の味方、色々と街の安寧を護るために忙しいのだろう、ということは理解できる。
 だがちょっと待って欲しい。
  
< 10 / 20 >

この作品をシェア

pagetop