☆レンアイGAME☆
帰り道、ずーっと続く田舎の道を
ゆっくりと歩く。
澄んだ空気が、心地いい。。。
≪出ました表のベニちゃんww≫
途中、太陽の言った言葉を思い出したら
なんか腹が立ってきて
道に転がっていた石をおもいっきり蹴った。
「うるさいなぁ…もぅ・・・。」
スキでこんなに捻くれてるわけじゃない。
スキで、猫かぶってるわけじゃない。
ただ…。私は、男を騙していたいだけなの。
もう…あの頃みたいに傷つきたくないから…。
「ぬぁあ!!もぅ!ブラックモードはダメ!」
一人言が虚しく畑道を通る。
誰もいない道。
思い出したくもない
過去の私を、この道を通るたびに
思い出してしまうのは何故だろう?
「ちくしょう・・・。」
私の口からもれたそんな一言さえも
この広い田舎道に吸い込まれてしまった。