☆レンアイGAME☆
「おはよぉベニちゃん♪はい!プレゼント」
ファサっと太陽の大きい手が
私の髪に触れた。
お願いだから触んないでほしい…。
パッツンに整えられた前髪に違和感を感じて、
太陽に触れられたところを触ると、
「・・・何コレ。」
「ェ…ぷれぜんと♪」
そこにはさっきまで太陽の前髪を止めていた
ピンどめがついていた。
汚。。。さいってい。。。
でも、人の多いこの場所で、返すわけにもいかない。
紅ちゃんの印象がくずれるし。。。
「あ…はは。ありがとぉ♪ちょうどこういうの欲しかったんだぁ」
ぜんっぜん欲しくもないけどね。
こんな悪趣味な花。
「いいえいいえw紅さまのためならなんでもぷれぜんとしますとも」
太陽はわざと王子様みたいな膝をついたポーズをした。
「アホだぁ*」「いいぞ太陽ー!」
周りの人だかりが一斉に歓声をあげた。
ったく。。。朝だってェのに。
毎日お祭りなんかお前らの頭は、
「んじゃぁまた後で教室でねェ♪ほら!千恵!いくよ!」