別に友達なんか欲しくない

チャイムが鳴るとクラスのほとんどの奴が席を立ち友人達の所へ向かう

俺は喋る相手がいないので読書しかすることがなかった


どーしても一人ぐらいは友達作らないと

仕方なく俺は隣の不細工で妄想男に話かけた
「ねぇ、君の名前教えてー」

相手は睨みをきかせながら答える。
「佐々木だよ」

やった、会話出来た…
しかしレベル低いな…俺って
でもまあいいか
「へー、僕は有村和幸。宜しく」

相手は小さく頷き、また自分の世界へとかえって行った

すると男子が陰口をしていた
「おい見ろよ、あいつ佐々木と会話してるぞ〜」
「マジでー？変わり物だな」 男子から軽蔑されてしまった

こんな奴に話かけなければよかった

なんか一人の方が楽だ

そう思い佐々木とも他ね男子らとも会話しなくなっていった


休憩時間は毎回読書。
授業も発表はしないがちゃんとノートをとり、テストは良い点数を採れたし体育だって優秀だ。

なのに何故、友達が出来ない


イライラしながら歩いていると女子とぶつかってしまった
ヤバい