*あいのうた*
『寒い?』
〈そりゃ寒いに決まってる雪山だよ?毎日マイナス。〉
『そ、そうだよね』
〈身体で温めてよ?〉
『嫌よッ!!』
〈あはは、拒否られたぁ〉
でも時折、すごく楽しそうに笑うんだ。
2日目―
!!
―新着メール1件。藤堂 響―
[おはよう!!行ってきます(* ̄O ̄)ノ]
今日は朝から藤堂響のメールが届いて瞳が覚めた…。
『絵文字…』
男のくせに…絵文字…
思わず独り言。
チャラ男の条件。
可愛いメールが作れちゃうぞ♪…
みたいな…?
絵文字が動くやつじゃなくて…なんとなく…ちょっとホッとする…。
でも、文章は短いんだなぁなんて思ってみたり。
しかし、この人…お気楽に「行ってきます」とか平気で言ってるけど…
自分が学校サボってバイトしてるのに罪悪感とかはないのだろうか…?
なんかちょっと笑えるかも。
《おはよう♪いってらっしゃい♪頑張ってね(*>ω<)o》
そう思いながら負けじと絵文字を入れて返信した。
2日目夜―
〜♪〜♪〜♪〜
―着信。藤堂響―
〈腹いっぱい〉
携帯に出た瞬間に聞こえた声…
挨拶もないのっ!!
なんだか開口一番そう言えてしまう、常に自分のペースって所が彼らしい。
『そ、そう』
〈もう寝る〉
そして大あくび。
『まだ7時だよ?』
〈おやすみ〉
ツーッ。ツーッ。ツーッ。
切れちゃった…
――――
――――――
藤堂がいきなり雪山に行ってしまった3日目の朝。
『最近藤堂来ないね?』
藤堂が教室に来ない事に今更気付いた「実は他校の彼氏が何よりLOVE♪」な芽奈は言った。
『バイトでゲレンデ行ったらしいよ』
『へぇ。何で知ってるの?』
『藤堂響が言ってた』
芽奈は「ほーう」と頷いていた。
〈そりゃ寒いに決まってる雪山だよ?毎日マイナス。〉
『そ、そうだよね』
〈身体で温めてよ?〉
『嫌よッ!!』
〈あはは、拒否られたぁ〉
でも時折、すごく楽しそうに笑うんだ。
2日目―
!!
―新着メール1件。藤堂 響―
[おはよう!!行ってきます(* ̄O ̄)ノ]
今日は朝から藤堂響のメールが届いて瞳が覚めた…。
『絵文字…』
男のくせに…絵文字…
思わず独り言。
チャラ男の条件。
可愛いメールが作れちゃうぞ♪…
みたいな…?
絵文字が動くやつじゃなくて…なんとなく…ちょっとホッとする…。
でも、文章は短いんだなぁなんて思ってみたり。
しかし、この人…お気楽に「行ってきます」とか平気で言ってるけど…
自分が学校サボってバイトしてるのに罪悪感とかはないのだろうか…?
なんかちょっと笑えるかも。
《おはよう♪いってらっしゃい♪頑張ってね(*>ω<)o》
そう思いながら負けじと絵文字を入れて返信した。
2日目夜―
〜♪〜♪〜♪〜
―着信。藤堂響―
〈腹いっぱい〉
携帯に出た瞬間に聞こえた声…
挨拶もないのっ!!
なんだか開口一番そう言えてしまう、常に自分のペースって所が彼らしい。
『そ、そう』
〈もう寝る〉
そして大あくび。
『まだ7時だよ?』
〈おやすみ〉
ツーッ。ツーッ。ツーッ。
切れちゃった…
――――
――――――
藤堂がいきなり雪山に行ってしまった3日目の朝。
『最近藤堂来ないね?』
藤堂が教室に来ない事に今更気付いた「実は他校の彼氏が何よりLOVE♪」な芽奈は言った。
『バイトでゲレンデ行ったらしいよ』
『へぇ。何で知ってるの?』
『藤堂響が言ってた』
芽奈は「ほーう」と頷いていた。