*あいのうた*
俗に言うギャル系な女の子達が、あたしと藤堂のやり取りを見ていて声をかけていた。
藤堂は「告白してたぁ〜」とあっけらかんと話ながら歩みは止めなかった。
何事か…状況把握出来ずにトイレの入り口で立ち竦むあたし…
なんだありゃ…??
視界から藤堂が居なくなるととりあえずトイレに行った。
逃げるためであって用をたしたかった訳でもなく、鏡越しに首をかしげてから教室に帰ることにした。
一体何だったのでしょうか?
― ― ― ―
『凛…さっきの、何?』
教室に入った瞬間、キョトンと芽奈の言葉…
そりゃ誰だって思うわな…
『めーたん…あたしだって分かんないよ…そもそも、藤堂響となんて話したこともない』
『だっだよね…』
『な…何かの間違いじゃない?』
『間違いで告白はしないでしょ…?』
『学校1のチャラ男だよ?思考回路なんか理解できるわけな…
『冴草さん!!響に告白されたって本当!?』
あたしと芽奈の会話を遮るように隣のクラスのなんとかチャン(超ギャル)が突然入ってきた。
怖い…
『いや…間違い、かと…?』
『はぁ?なにそれ?響が言ってたのに間違いとかあるわけなくない?ちゃんと答えなよ』
藤堂響の取り巻き…恐ろしい…
『いやぁ…その…あたしも良く分からないと言うか…』
あたふたと答える。
机の前に明らかに納得してないですよ、と仁王立ちのギャルのなんとかチャン…
『関山さん?冴草さんも状況が掴めてないんだよ。僕らも見ていたけど、良く分からなかったからさ、聞くなら詳しく藤堂に聞きなよ』
と横から救いの声がした。
『瀬名君…』
藤堂のチャラチャラキラキラオーラとは違う正当なキラキラ(←どんな)を聳えさせてクラスメイト瀬名くんは言った。
関山さん(という名前だったと判明したギャル)は「わかったわよ!!」と渋々出ていった。
『ありがとう、瀬名くん…』
参ったなと苦笑いで瀬名くんにお礼を言った。
『大丈夫だった?』
『大丈夫もなにも、あたしも状況把握出来てないし…』
藤堂は「告白してたぁ〜」とあっけらかんと話ながら歩みは止めなかった。
何事か…状況把握出来ずにトイレの入り口で立ち竦むあたし…
なんだありゃ…??
視界から藤堂が居なくなるととりあえずトイレに行った。
逃げるためであって用をたしたかった訳でもなく、鏡越しに首をかしげてから教室に帰ることにした。
一体何だったのでしょうか?
― ― ― ―
『凛…さっきの、何?』
教室に入った瞬間、キョトンと芽奈の言葉…
そりゃ誰だって思うわな…
『めーたん…あたしだって分かんないよ…そもそも、藤堂響となんて話したこともない』
『だっだよね…』
『な…何かの間違いじゃない?』
『間違いで告白はしないでしょ…?』
『学校1のチャラ男だよ?思考回路なんか理解できるわけな…
『冴草さん!!響に告白されたって本当!?』
あたしと芽奈の会話を遮るように隣のクラスのなんとかチャン(超ギャル)が突然入ってきた。
怖い…
『いや…間違い、かと…?』
『はぁ?なにそれ?響が言ってたのに間違いとかあるわけなくない?ちゃんと答えなよ』
藤堂響の取り巻き…恐ろしい…
『いやぁ…その…あたしも良く分からないと言うか…』
あたふたと答える。
机の前に明らかに納得してないですよ、と仁王立ちのギャルのなんとかチャン…
『関山さん?冴草さんも状況が掴めてないんだよ。僕らも見ていたけど、良く分からなかったからさ、聞くなら詳しく藤堂に聞きなよ』
と横から救いの声がした。
『瀬名君…』
藤堂のチャラチャラキラキラオーラとは違う正当なキラキラ(←どんな)を聳えさせてクラスメイト瀬名くんは言った。
関山さん(という名前だったと判明したギャル)は「わかったわよ!!」と渋々出ていった。
『ありがとう、瀬名くん…』
参ったなと苦笑いで瀬名くんにお礼を言った。
『大丈夫だった?』
『大丈夫もなにも、あたしも状況把握出来てないし…』