king×queen
「……」
あたしだけで行くべきなのか
仲間を連れていくべきなのか…。
あたしは…
仲間を連れていくだろう。
そんな時
「蝶貴-‼‼」
外から
低い男の声が聞こえた。
急いで窓側へ向かって
外を見ると…
すごい列で
どっかの組が
あたしの方を見ていた。
「連っ…」
「行くぞ‼」
あたしは連に手を引かれて
あいつらのところへ向かう。
「よぉ、蝶貴。
いつもの場所…行こうぜ??」
あたしらに
喧嘩を仕掛けてきたのは…
あまり関わりたくなかった
欄間…だったんだ。